【三河・遠州の美味しいお店巡り】庭園を見ながらゆっくり味わう創業50余年「鰻昇亭(まんしょうてい)」さんのうなぎ。
浜松の中心あたりから南下した中田島砂丘あたりから、国道一号線は、磐田市に向けて浜松の街を囲むように北上する形でカーブをしますが、ちょうどそのあたり(中央区下江町)に「鰻昇亭(まんしょうてい)下江店」さんがあります。
この辺りの国道一号線を走ることはよくあるのですが、道沿いに立っていた「鰻昇亭」の看板に目を奪われて、ちょっとどんなお店か見てみようということで、下江の町に入っていきました。
というのは、正直な事を言いますと、「鰻昇亭」というのが何と読むのかわからなかったため興味をもったからです。「うなしょうてい?」かなと思っていました。
一号線から入って割とすぐのところ(その場所からは4交差点行って左折した場所でした)にお店がありました。
正しい読み方は「まんしょうてい」さんでした。
全く立ち寄ったことのないお店でしたので、どんなお店かドキドキしながら入店しました。
日曜日の13:00位なので、「そろそろ昼の部が終わりかな」と思われる時間帯に差し掛かるところでしたが、何とこのお店昼の部と夜の部の間に休み時間がなく「通し営業」をしている大変珍しいうなぎ屋さんでした。
客としては大変利用しやすく嬉しい限りです。
店内はこんな感じで広めのお店です。今回は予約なしですぐ席に着くことができました。
ここで衝撃の事実が・・・奥に通されてみると、そこには大変美しい庭園が窓の外にあるではないですか。
その上庭園を間近に見ることのできる席に案内されました。いやあ、雰囲気抜群ですね。
うな重は「藤」「松」「竹」「梅」とありましたが、今回は「藤」と「梅」をいただきました。
うな重はメニューにこんな感じで説明がありました。
2024年2月現在
うな重「藤」(ご飯大盛り+茶漬けセット)
うな重「藤」はうなぎの特選部位だけを選んだうな重で、うなぎが大変柔らかくふっくらしていました。
味は見た目とは異なり、味は深みがあるのにくどくなくて逆にあっさりした味であることに驚きました。
お店のWEBサイトの説明によると、関東風で背開きにしたうなぎを白焼きにして、その後蒸して余分な油分を取り除いてから、半世紀継ぎ足した自慢のタレで丹念に焼き上げているとのことでした。
あっさりしていても奥の深い味の理由はこのあたりにあるのでしょうね。
つやつやに光る特選部位の8切れ。美味しそうです。
これまで食べてきたこってり味のうなぎとはだいぶ違うので、自分にとっては、何か新しい別の食べ物を発見したような気分で楽しかったです。
何と言うか… うなぎに「おまえ実は美味しい『魚』だったんだな」と言いたくなるような味覚と言ったら分かり易いかも知れません。
こちらはうな重「梅」
うな重「梅」は、少し軽くうな重を楽しみたい人にはぴったりのボリュームでした。
もちろんうなぎは柔らかく食べやすいふわふわ食感で、うなぎの美味しさをよく感じることができるお味でした。
茶漬けセットでいただいたうな茶
どのうな重にも茶漬けセットがプラスでつけられるのが斬新なアイデアだと思いました。ひつまぶしでなくてもうな茶が食べられるのは有難いです。
みかん風味のところてん
どのうな重にもついていたみかん風味のところてんが、なかなかいい味を出していて、箸休めに良いなと思いました。いろんな工夫があるものですね。
他にもいろいろなメニューがあります(抜粋 2024年2月現在)
お店の雰囲気としては、てきぱきと対応してくださる若い店員さんがいて、古風な庭園も見れる和風のお店に彩りを添える感じで印象がよかったです。
庭の錦鯉も元気そうでした。
それにしても、とても和を感じる雰囲気のお店でした。
今回はふらっと立ち寄った新しいうなぎ屋さんの発見となりましたが、行ってみて正解だったと感じました。
「鰻昇亭 」さん公式WEBサイト https://manshotei.com/