紅葉鮮やかな田原城跡
田原市にある田原城跡は、室町時代に戸田宗光が築城したとされる田原城の跡に昭和に再築されたものです。
別名を巴江城ともいいます。石垣などは残っていましたが建物は当時のものは残っておらず、復元二の丸櫓も過去のものとは少し異なる構造とされています。
戸田氏は戦国時代に、人質として送られる徳川竹千代(家康の幼少名)を今川氏を裏切って織田信秀(信長の父)に送ったことから、戸田氏に攻撃をされた事件で大きく歴史に名前が登場します。
その後いろいろな当主が田原城には入りましたが、最終的には三宅氏が当主として明治維新を迎えます。
東京の最高裁判所付近の「三宅坂」の名の由来は田原藩三宅家の藩邸がそのあたりにあったためとされています。
小学生の頃、友人たちと田原城を調べるという学習をしたことがあります。
当時戦国武将と言えば信長か秀吉くらいしかイメージしていなかった私は
戸田宗光の名前を聞いて「いったいどんなことをした人物なんだろう」と感じて、逆に興味をもったのを覚えています。
今はちょうど紅葉が盛りで、城跡の甍や白壁と紅葉の朱色のコントラストが
とてもまぶしく感じました。*12月上旬に訪れました。
田原城跡の中には田原博物館があります。
また突き当りの一番奥には巴江神社があります。
駐車場は田原中学校側に大きな無料の駐車場がありとても気軽に立ち寄れるスポットとなっています。