夕暮れの鳳来寺山と東照宮

鳳来寺山から見た奥三河の山々

 鳳来寺山は、仏法僧(ぶっぽうそう)と鳴くコノハズクが棲息する山として有名です。コノハズクは愛知県の県鳥です。

「ブッキョッコー」と鳴く声が「仏法僧」とも聞こえるため、声の仏法僧と呼ばれています。そもそも仏法僧とは仏教における「仏・法・僧」と呼ばれる3つの宝物(三宝)というもので、聖徳太子の十七条憲法にも出てくる言葉です。

 鳳来寺山は高さ695mの山で、その山全体が国の名勝及び天然記念物に指定されています。大変景色の良い場所が多い山です。

 鳳来寺山には表参道があり、そこに至る途中に博物館など見どころも多いのですが、今回は鳳来寺山パークウェイから登りました。そして鳳来寺山パークウェイの駐車場に車を停めて、そこから鳳来寺山東照宮→鳳来寺と、楽に巡ることができる標準的なコースを回ってきました。

遥かに山々を展望できます。

三河の山々を一望できる遊歩道(東海自然歩道)を進んでいきます。まず行者越コースで鳳来山東照宮まで歩いていきました。

大変素晴らしい景色を堪能できます。

森林浴ができて癒される遊歩道

秋を感じさせる風景です。

鳳来山東照宮 差し込む光が神秘的なイメージです。

 やがて鳳来山東照宮に到着しました。鳳来山東照宮は徳川家光によって建てられたもので、仁王門とともに国の重要文化財に指定されています。日光東照宮、久能山東照宮と並び三大東照宮の1つとされる神社です。

こんな巨木もあり、時代を感じさせる神社です。

今回は夕暮れ近い時間での訪問となりました。

鳳来寺本堂

 鳳来寺は、鳳来寺山の中腹に建てられた真言宗の寺院で、1300年前に利修仙人が開山したと言われています。表参道は石段の数が1425段もあり、なかなか歩いて登るのはハードな山道ですが、今回はそこは通らず車で登ってきたわけです。

本堂の横を登っていくと山頂へ向かう道があります。

開山堂(旧鳳来寺)

本堂の裏手に開山堂があります。大変鄙びた感じではありますが、雰囲気のある場所でした。

 ちょうど鳳来寺もみじまつりの期間中でしたが、まだ紅葉真っ盛りというには少しだけ早かったかもしれません。

でも写真の通り見事な紅葉もところどころでは見られました。

皆さんもぜひ行ってみてください。

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