【菟足(うたり)神社】うさぎが守ってくれる?伝統ある郷土の社稷
菟足神社は「うたり」神社と読みます。7世紀後半に建てられたといわれています。
「菟上足尼命(うなかみすくねのみこと)」が祀られているそうです。
毎年、豊作を願った「田まつり」(旧暦での1月の時期)、風に対する信仰にもとづいた「風まつり(かざまつり)」(4月)などが行われています。特に「風まつり」に関しては『宇治拾遺物語』や『今昔物語』にも記載があり伝説も色々あるようです。
また徐福伝説(徐福・じょふくは秦の始皇帝の命を受け、不老長寿の薬を求めて日本に来たと言われる人物)にこの神社に絡んだ話があるとのこと。
弁慶の書と伝えられている「大般若経」585巻が収められていて、国の重要文化財になっています。
また梵鐘(ぼんしょう)や菟足神社祭礼古面 は、愛知県の有形文化財に指定されており、また菟足神社田祭りは無形民俗文化財となっていて、伝統と格式のある神社です。
この巨大なうさぎの神輿の他にもうさぎの紋(神紋)やうさぎに関するものが境内などに随所にあります。
こんな奉納品もありました。
祭神の「菟上足尼命」が「菟足」に縮められたのが菟足神社ではないかと思いますが、「菟」の文字は「兎(うさぎ)」の文字に似ていることもあり、そんなことからこういううさぎにちなんだ神社になったのかも知れませんが、詳しくはわかりません。
でもうさぎの神社なんて、何だかいいですよね。私はうさぎ年なので年男の年にお参りしてきました。
皆さんもぜひ一度行ってみてください。